リカーブのレッスン内容

ベアボウのレッスンも準じます

趣味コース

序盤レッスンの内容

未経験者がアーチェリー教室に入会し、1〜3回目に行うレッスンの内容を紹介します。

● 1回目(基礎)

フォームの基礎は立ち方から始まり、体の向きや顔の向きなど体の芯となる部分から行います。

初回レッスンは実射時間が少ないですが、体力的には結構疲れると思います。

● 2、3回目

趣味コースでも、ある程度の実力をつけるためには基礎が重要ですので、3回目あたりまでは基礎の習得がメインになります。


進み具合により、4回目以降も基礎の習得を続ける場合があります。

特に小学生は、この期間が長くなります。

小学3年生(週1回練習)の例

最初の数回は基礎を中心にレッスンします。

その後は少しずつ距離を伸ばし、11回目くらいで10mを目標にします。


子供は年齢によって体の大きさが違うため、進捗は個人差が大きいです。

1、2年生はレッスンをゆっくり進めますので、18mを射つまでに1年以上かかることもあります。

6年生は、始める時期によって中学を見据えたレッスンをする場合もあります。


小学生の試合は最短12mですので、早ければ半年程度で出場することが可能です。

正式種目である18mを射つには1年くらいが目安です。

(当教室が開催するクラブカップ、アシストカップは最短6mですので、もっと早い段階で参加できます)

中学1年生(週1回練習)の例

中学生の試合は最短18mですが、体が大きいのでペース的には小学生と同じくらいで試合に出られます。

それ以降は30m、60m、70mとなっています。


中学生の公式距離は60mで、それに出るには1年〜2年程度かかります。

ある程度の筋力も必要ですので、トレーニングメニューを組むことがあります。

中学2、3年生は、高校生を見据えたレッスンをする場合もあります。

大人(50代以下)の例

最初の数回は基礎を中心にレッスンします。

その後は少しずつ距離を伸ばし、11回目くらいで18mを目標にします。

10回目を目処に1人でも練習ができるようにし、11回目以降は、技術向上のレッスン、道具の調整・加工についてのレッスンを行います。


大人の試合の初心者の部は、最短30mです。

週1回の練習では、半年〜1年程度で試合に出られるようになります。

リカーブの正式距離は70mで、それに出るには筋力を上げる必要がありますので、1〜2年くらいかかります。

大人(60代以上)の例

レッスンの進み具合は、50代以下の方と基本的には同じです。

11回目くらいで18mを射てるようになり、その後は技術向上、道具の調整などのレッスンを行います。


ただ、試合に出られる30mが届く強さの弓が引けるまで、時間がかかる可能性があります。

また、練習を積んでも70mに届かないこともありますが、40歳以上の方はマスターズ部門があります。


マスターズのルールでは最長が60mとなっています。

70代の女性の方でも届く距離ですので、しっかり練習すれば誰でも出られるでしょう。


届く距離は、筋力や練習量によって大きく変わります。

力のない方でも、インドアの18mであれば十分楽しめますので、ご安心ください。


アスリートコース

序盤レッスンの内容

アスリートコースは全国大会に出るのが目標ではなく、全国大会で活躍するのが目標ですので、レッスンは目標を達成するための内容になります。

そのため、数年という長いスパンで基礎からじっくり指導していきます。


1〜3回目までは趣味コースとほとんど同じ内容で、基礎の習得がメインです。


違うのは4回目以降で、趣味コースは的を射って距離を伸ばしていきますが、アスリートコースでは、しばらく近射や素引きなどの基礎練習を続けます。

的を射ったり、試合があれば距離を伸ばすこともありますが、しばらくは近い距離での練習になります。


アスリートコースでは個別に目標を定めて、それに向かう最適な練習プランを考えます。

目標が高ければ高いほど、基礎練習に費やす時間が長くなります。

そのため、近射まで1ヶ月以上かけることもあります。(その間はゴムを使った練習や素引きなどを行います)


本格的に的を狙って点数を付けるようになるのは10回目以降になり、小学生はもう少しかかります。

そうして徹底的に基礎を習得することで、最終的な実力が向上します。

基礎を積めば積むほど上達するとも言えますので、忍耐力のある人は、もっと徹底的に基礎練習をするという選択肢もあります。


通常のレッスンの他に、トレーニング方法を指導し、自宅で実践していただきます。

道具の知識も深く掘り下げ、矢の製作からチューニングまで1人でできるように指導していきます。

小学生の例

大人(初心者)の例